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ハリウッドブロックバスター「G.I.ジョー」が数多くのアジア俳優の中でもイ・ビョンホンに関心を抱いている理由は何か。
演出を担当したスティーブン・ソマーズ監督は29日、来韓記者会見で、「イ・ビョンホンを‘目がいい’俳優」と絶賛した。初めてイ・ビョンホンの出演作を見た時「完ぺき」という印象を受け、迷わずキャスティングしたということだ。
映画を撮って後半の作業をする際、普段から親しいスピルバーグ監督やキャメロン監督に先に映画を見せたことがあると話した。当時スピルバーグ監督とキャメロン監督は異口同音に「ストーム・シャドウ役を演じた東洋人俳優は誰?」と言って大きな関心を見せたという。
ソマーズ監督は「イ・ビョンホンをキャスティングする時からストーム・シャドウは大きな配役だった。そこにふさわしい強靭で優れた俳優が必要だった」とし「彼は独特の魅力がある俳優だ。彼を他の人と比較することはできない」と評価した。
◇始まりは「甘い人生」
ハリウッド進出のきっかけになった作品は「甘い人生」だった。キム・ジウン監督の演出で05年に公開されたヒット作だ。イ・ビョンホンは組織のボスから寵愛される‘右腕’で、一つの誤解で奈落に落ちる人物を演じた。従来の暴力団映画とは違い、叙情的な人物描写とストーリーが目を引いた。
「G.I.ジョー」の同僚俳優チャニング・テイタムとシエナ・ミラーはともに「甘い人生」でイ・ビョンホンを知っていた。ミラーは「『甘い人生』のオリジナルに出演の話があったなら応じていただろう」とし、好感を表した。テイタムは「甘い人生」の米国リメークの話も知り、「静かでありながらも強靭さを表現する姿に驚いた。大きなインスピレーションを受けた」と語った。
◇カギは英語のセリフ
実際に撮影に合流すると、英語のセリフがカギだった。イ・ビョンホンは普段から磨いてきた実力を発揮した。イ・ビョンホンはかなり以前から英会話を生活化する習慣を身につけていた。米国で長く生活し、ネイティブに近い親せきと一緒に英語で話す機会を作っていた。
休みの日も家でできるだけ英語を使った。撮影の現地でもボイストレーナーを通して発音を矯正した。たとえ短い期間だったが、口を開く大きさや舌の位置まで変えるほどセリフに最善を尽くした。試写会の後、イ・ビョンホンの英語のセリフは「ダビングではないか」という声が出てくるほ好評を受けた。
◇プロ精神とユーモア
さらに独特のユーモアとプロ精神が加わった。この日の記者会見の直前、ハプニングがあった。
イ・ビョンホンと俳優、監督がこそこそと話した後、突然ソマーズ監督が「ナヌンパボダ」(=私は馬鹿だ)と話した。「こんにちは」を韓国語でどう言うか教えてほしいと尋ねたところ、イ・ビョンホンがこう教えたのだ。
一方、イ・ビョンホンは映画撮影が行われた4カ月間、ビール1杯も飲まない集中力で周囲を驚かせた。鍛えられた上半身も鶏の胸肉だけを食べた結果だった。イ・ビョンホンは「G.I.ジョー」の2・3編の出演契約もしたと伝えられている。
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