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朴泰桓「派閥が多くて心が痛む」

朴泰桓(パク・テファン)が2008年の北京オリンピック後1年の精神的苦悩について告白した。

男子自由形400メートルに続き200メートルでも決勝進出に失敗した朴泰桓は、「だれよりも失望したのは自分自身。自分でもなぜこんなにだめなのかよくわからない」と複雑な表情を浮かべた。

--心的負担が大きかったようだが。


「正直なところ、北京五輪のときより2倍以上負担になった。国民的関心と期待が大きくつらかった。他の国の選手と違い自分1人で受け止めねばならず、とても苦痛だった。体をほぐすときはよかったが、緊張してしまい結果は良くなかった。自分も(400メートルで)予選脱落するとは思わなかった」

--専従チームに専従コーチがいないという問題が指摘されているが。

「いま最も大きな問題だ。もともとは今回の大会で良い成績を出して帰り、なにか言える機会を作ろうと思っていた。自分1人をめぐり周りが騒がしく、自分にとって最も大きな傷となり痛かった。専従コーチがおらず、よりよい成績のために選んだのが米国でのトレーニングだった。米国でのトレーニングもうまくいった。今回の大会を期待していたが時間が足りなかったようだ。もう少しよい姿を見せ続けなければいけないのに、頭の中は複雑だ。専従コーチを置くことも難しい。派閥があまりに多いようで胸が痛い」

--全身水着を着ないので記録が悪いという話については。

「北京五輪で半身水着を着た選手もおり、全身水着を着た選手もいた。しかし今回はほぼすべての選手が全身水着に替えていたようだ。今大会が終われば時間があるので全身水着を着てみたい」

朴泰桓は「今回こうしてどん底を経験したのがむしろよいことだと思う。がっかりする結果が出たが、悪く思わず応援してほしい」と話した。

また、「残る自由形150メートルで最善を尽くす」としながらも、「でも韓国にはどうやって行くか…」と何度もため息をついた。



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