知識経済部によると、三星電子、ＬＧ電子、ＳＫテレコム、東部ハイテックなどは２７日、システム半導体産業共生協力に関する覚書を交わした。今回のプロジェクトには政府と民間資金を合わせ４１０億ウォン（約３１億円）が投入される。覚書を見ると、ＬＧ電子が三星電子の中小ファブレス（設計された半導体を生産するサービス）とＩＰ（半導体生産に必要な設計図面）会社とともにデジタルテレビ受信用チップを設計し、サムスン電子がこのチップを生産しテストする。今回の研究開発プロジェクトは三星電子とＬＧ電子がシステム半導体分野で行う初の協力事業だ。知識経済部は輸入に依存してきたチップの開発に成功すると、商用化後３年間に３０００億ウォン以上の輸入代替効果と３０００億ウォンの海外輸出、２０００億ウォンの投資誘発効果があると期待している。


この日の調印式に出席した三星電子の権五鉉（クォン・オヒョン）社長は、「これまで韓国はメモリー半導体分野に強かったが、システム半導体分野ではそれほどでなかった。今回の協力がシステム半導体大国になる契機になることを望む」と述べた。ＬＧ電子の白禹鉉（ペク・ウヒョン）社長は、「システム半導体のない電子産業はエンジンのない自動車メーカーのようなもの。三星電子と競争関係ではあるが、よいチップが作れるならいくらでも使いたい」と述べた。




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