三星（サムスン）火災付設三星交通安全文化研究所がまとめた「国内自転車交通事故特性分析と利用実態診断」と題する報告書によると、２００３年に比べ２００７年の自転車交通事故発生件数は４５．２％増加した。

２００３年が６００７件、２００４年が６７１９件、２００５年が７９４０件、２００６年が７９２２件、２００７年が８７２１件と年平均で９．７７％と増え続けている。この期間の交通事故で自転車事故が占める割合も２．５％から４．１％と１．６倍に増えた。

特に自転車運転者の過失による事故の増加幅が自動車運転者の過失による事故より５倍高く、死亡者数は２５３人から３０４人と２０．２％増、負傷者数は６０３７人から８８８７人と４７．２％増となった。


また死亡者の８割は頭部の損傷によるものだが、ヘルメットの着用は不十分だったことが示された。

三星交通安全文化研究所関係者は、「今回の研究を通じて自転車利用者の過失による事故が増えていることが確認されただけに、事故発生時の法的責任と義務をより明確にする必要がある。自転車の定義や通行方法、通行優先順位など、交通手段としての自転車の運行特性を考慮した道路交通法のほか、灯火とヘルメット着用など自転車利用活性に関する法律について関連法令の改正が急がれる」と強調した。



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