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22日午後4時ごろ、ソウル南山(ナムサン)3号トンネル付近にある傾斜型エレベーター「南山オルミ」の乗降場。 「オルミ」のドアが開くやいなや、中にいた大人と子どもの10人余りが一斉に跳び出してきた。 「オルミ」利用者は「中はサウナのように暑く息苦しかった」と語った。
「オルミ」は、高齢者や障害者、観光客が南山に行きやすいよう、南山3号トンネル竣工記念塔から南山ケーブルカー乗降場までの70メートルを連結した野外傾斜型エレベーター。 ソウル市が6月末に運行を開始した。
「オルミ」は運行中に周辺の景観を楽しめるよう壁や天井がすべてガラスでできている。 しかし日光を遮る装置がないため、最近のような暑い日には「オルミ」の中の温度が急上昇する。
この日、ソウルの昼の最高気温は30度。 しかし温度計で測定した「オルミ」内部の温度は42.5度だった。
英国人観光客のヘルレ・ミルボンさん(28、女性)は「南山まで歩いて行こうとしたが、エレベーターが見えたので喜んで乗った。しかし中があまりにも暑く、搭乗時間(2分)が短かったのがむしろ幸いだった」と語った。
冷房装置も問題だ。 「オルミ」にはエアコンが設置されているが、小さいうえ、ドアが頻繁に開閉されるため、あまり効かない。
ソウル市都市基盤施設本部のペ・ミンホ設備部長は「オルミを計画する過程で、真昼に中が暑くなることは考えていなかった」とし「冷房設備を取り替えて、壁面の一部に陽光遮断用の半透明ビニールもつける計画」と話した。
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