忠清北道清原郡賢都面（チュンチョンブクド・チョンウォングン・ヒョンドミョン）の京釜（キョンブ）高速道路・下り線にある竹岩（チュクアム）休憩所で、現金３０００万ウォン（約２２０万円）が入ったカバンを盗んだ外国人容疑者らが、犯行から４時間後に出国するという、映画のような事件が起きた。

事件が発生したのは２０日午後３時２０分。現金輸送車の担当者ら２人が金を入れるため現金自動預払機（ＡＴＭ）を開けた瞬間、外国人２人がＡＴＭの前にあったカバンを持ち出した後、自分らが運転する乗用車に乗って逃亡した。

目撃者の供述をもとに警察が乗用車を調べたところ、ペルー国籍のロドリゲス（５１）、オスカー（５４）容疑者らがレンタカー会社から借りた車だった。清州興徳（フンドク）警察署は２１日「捜査の結果、ロドリゲス容疑者ら２人は２０日午後７時３０分ごろ、仁川（インチョン）国際空港でタイ・バンコク行きの飛行機に乗り出国したことが分かった」と明らかにした。


カバンを盗んでから４時間後に出国したということだ。警察は韓国語が流暢（りゅうちょう）な容疑者らが７月１０日に観光ビザ（査証）で韓国入りする前から、犯行を緻密（ちみつ）に計画していたものと見ている。警察関係者は「逃亡に使った車がまだ見つからず、実際の犯人がロドリゲス容疑者かどうかも確認できない状況になっている」と話した。警察はインターポール（国際刑事警察機構）に身元情報の確認を要請した。



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