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警察がヘリ導入し双竜自動車平沢工場に催涙剤散布

21日も双竜(サンヨン)自動車平沢(ピョンテク)工場で警察と労組の対峙が続いた。警察はこの日労組が占拠している塗装工場にヘリコプターを利用して催涙剤を撒いた。労組は手製の多連装銃と投石機でボルトやナットを発射し激しく対抗した。

警察が催涙剤を発射したのはこの日午後4時ごろだった。「労組の投石機と火炎瓶による攻撃が続き、鎮圧隊員の安全が脅威にさらされている」との理由からだ。警察はヘリコプター3機を使い工場屋上100メートル上空から3200リットルの催涙剤をまき、催涙剤50袋もばらまいた。

催涙剤がまかれると労組は激しい反応を見せた。労組は警察の催涙剤散布直後、「工場が火の海になりかねない。家族対策委員会は当面工場前に出ないように」と放送した。これを受け会社正門前にテントを張っていた家族対策委員会はテントをたたみ待避した。


「塗装工場への接近と催涙剤散布は本格的な鎮圧に向けた手順ではないのか」という観測について警察は、まだ決定したものはないという立場だ。警察は「ひとまず塗装工場の対峙距離を徐々に縮めていくことを目標にしているだけで、鎮圧するかどうかはまだ決まっていない。労組が独自に作った多様な手製銃を撃ち火炎瓶を投げるなど激しく抵抗し接近が容易ではない」と話している。



【写真】双竜自動車平沢工場は今、戦場


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