三星(サムスン)電子は世界で初めて回路線幅40ナノメートル(ナノメートルは10億分の1メートル)プロセスで次世代メモリーの2ギガビット(Gb)DDR3DRAMを開発し、今月末から量産すると21日に明らかにした。昨年9月に世界初の量産を開始した50ナノ級製品より生産性が60%程度高まる。回路線幅が50ナノメートルから40ナノメートルになると、300ミリウエハーからより多くのDRAMを作ることができ、生産性と価格競争力が高まることを意味する。
開発から量産まで1年6カ月がかかっていた準備期間も大幅に縮小した。同社は1月に40ナノ級DRAMを開発してから6カ月で量産体制に入った。60ナノレベルにとどまっている米マイクロン・テクノロジーなど競合メーカーとの技術格差をより広げたことになる。国内ではハイニックス半導体が40ナノ級のDRAM技術を持っている。ハイニックスは第3四半期中に1GbDDR3を、第4四半期に2GbDDR3を量産する計画だ。
三星電子の40ナノ級2GbDDR3DRAMは1.35ボルトの作動電圧でも従来の1.5ボルト製品より20%ほど早い1.6Gbps(1秒当たり1600メガビット)のデータ処理速度を実現する。電力消費が少なく環境にもやさしい。
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