日本残留か、米国進出なのか、国内復帰か

日本プロ野球、読売ジャイアンツの李承燁（イ・スンヨプ、３３、巨人）が崖っぷちに立たされた。目の前は闇だけのようだ。何が待っているのか、誰もわからない。李承燁は１３日２軍に落ちた。「確かな成果を内野１軍にまた呼ぶ」と言う原辰徳監督の言葉とともに。彼は２００７年から３年間、２軍を行き来している。「巨人の第７０代４番打者」と記録された李承燁は、これから生存のために争わなければならない立場だ。李承燁は来年まで巨人と契約している。時点がいつになったといっても、進路を新たに考えなければならない時だ。人生のターニングポイントのたびに驚く選択をしてきた李承燁の前にどんな道が置かれているのか。




４番バッターから８番バッターに

李承燁は６月６日、日本ハムとの試合で８番バッターとして先発出場した。「李承燁、もう去就問題を考えなければならない時期」という文もポータルサイトに掲載された。

こんな見方が無理なものではない。それだけ李承燁の立場は急速になくなっている。一塁手が、外国人スラッガーが８番の打順に配置されることは初めからベンチに座っているよりもっとつらいことだ。それに李承燁は２００６年、巨人入団と同時に４番バッターとなった大物で、セントラルリーグ最高水準の年俸（６億円）を受け取る選手だ。

李承燁の野球人生で初めてだった８番の打順は１試合で終わった。しかし以後にも李承燁の打順は６～７番を脱することができなかった。相手投手によって先発からはずれ、代打で出たこともあった。そうして１２日、阪神との試合を最後に１軍エントリーから外れた。今年シーズン７３試合で打率２割３分５厘、本塁打１６本を記録したまま。

李承燁は２００６年ワールドベースボールクラシック（ＷＢＣ）で本塁打（５）、打点（１０）で１位を記録した。世界的なバッターの威容に満ちあふれた。彼は巨人に戻ってくるやいなや４番バッターで出場した。日本で検証できなかったうえ、外国人だったため反対が激しかった。それでも原監督は李承燁を推した。



李承?、巨人を離れるのか（２）