韓国代表チームのストライカー李根鎬（イ・グノ、２４）がまた無籍選手になる危機に直面している。移籍が確実視されたパリ・サンジェルマン（ＰＳＧ、フランス）の李根鎬獲得意志が中途半場だからだ。交渉の余地は残っているが、フランス現地の雰囲気は否定的に流れている。

コムブアレＰＳＧ監督は１２日（日本時間）、「この夏の選手獲得は終わった」と明らかにした。「球団が保有する攻撃手のうち１人が移籍またはレンタルされてこそ李根鎬を獲得できる」と最近話していたコムブアレ監督が、事実上の交渉終了を宣言したのだ。

ＰＳＧは経営事情に余裕がないにもかかわらず、１３００万ユーロ（約１８億円）を投じてトルコの新鋭ＦＷメブリュト・エルディンとＤＦクリストフ・ジャレ、ＧＫグレゴリー・クーペを迎え入れた。これ以上の余力がない状況だ。


李根鎬が所属するテンプラススポーツのイ・ドンヨプ代表は「現在、大型選手の獲得が終わった状態だ。しかしＰＳＧ側から攻撃手をさらに整理するから少しだけ待ってほしいという話を伝えてきた。李根鎬の移籍の意志が強いので、ひとまず来週まで待ってみる。状況が好転しなければ別のチームを調べてみる」と話した。

ＰＳＧと交渉が決裂すれば李根鎬は今シーズン２度目の無籍身分となる可能性もある。李根鎬は昨年末、大邱（テグ）ＦＣとの契約が満了した後、海外移籍を推進した。しかしビーレムII（オランダ）－ＰＳＧ－ウィーガン（イングランド）などでテストを受けたが、入団はならなかった。３月にＫリーグが開幕しても１カ月間ほど無籍生活をした李根鎬は、４月に日本Ｊリーグのジュビロ磐田に入団した。



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