◇なぜ＝ＤＤｏＳ攻撃は普通、ハッカーが盗み出した情報を武器に脅迫して金を取ったり、自分の実力を誇示しようとするケースが多い。しかし今回の場合、主要サイトのネットワークまひなどオンラインセキュリティーの無能力化を狙った。

サイバーテロ専門家のチェ・ウンホ氏は「敵対勢力が国家機関や金融圏・マスコミ界に攻撃を浴びせ、韓半島のオンライン対応レベルを点検しようという試みであるかもしれない」と述べた。

国家情報院は青瓦台・国防部・国家情報院と米国のホワイトハウス・国務省など国家中枢機関を相手にした点を根拠に‘２１世紀型サイバー戦争’と規定した。


◇ハッキング水準＝大量の電子メールを送り、サイト作動をまひさせるＤＤｏＳ攻撃は初歩的なハッキング技術だ。しかしネットワークのまひ－２・３次攻撃－‘ゾンビパソコン’の自爆とつながるハッキング戦略は精巧だ。‘ゾンビパソコン’の中の悪性コードには２・３次攻撃日程、そして追跡を難しくするようパソコンハードディスクを破壊する指示が内蔵されていた。

警察庁サイバーテロ対応センターのアン・チャンス・チーム長は「経由地と推定された国内外８６個のサーバーの一部はトリック（ｆａｋｅ）経路。ハッカー組織が時間と金をつぎ込んだ犯罪だ」と説明した。

◇今後＝今回のＤＤｏＳ攻撃は「週末が最後の局面」というのが大半の意見だ。安哲秀研究所によると、‘ゾンビパソコン’の悪性コードに４次以後の攻撃日程が見つかっていないうえ、一般人のセキュリティー意識が高まり、パソコンワクチンが急速に広まった。

しかしサイバーテロは今後さらに増える見通しだ。国家間サイバー戦争や特定組織のサイバーテロ時代が到来した、という指摘が多い。



７・７サイバーテロ、誰がなぜ？（１）


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