放送通信審議委員会がおととい、「MBC100分討論」について、視聴者からの意見10件あまりをでっち上げたとの理由で「注意」の措置を下した。5月14日に放送した「保守、進歩葛藤を越え共生へ」編に紹介された視聴者意見が制作陣のねつ造だったことがわかったのだ。視聴者とされたシン某さんは「進歩陣営が民主化発展に寄与したところが大きい」という意見を上げたこともないのにこれを挿入して放送した。
メディアの本分に外れたMBCの逸脱行為は昨日今日のことではない。こうした「ないもの」を「あるもの」に偽装して視聴者を愚弄することで、また別の形態の歪曲を韓国メディアに追加させた。相当部分が虚偽と明らかになった狂牛病関連の「PD手帳」と同様に、今回の問題の背景にはMBCの傲慢さが根付いているようだ。「われわれがなにをしても恐れるものはない」というねじれた自信だ。そうでなければどうやって視聴者の意見をでっち上げられるのか。
それでも懲戒水準は「注意」にとどまった。審議委員会は「MBCが懲戒に先立ち独自に謝罪放送をするなど自省の態度を見せ情状を考慮した」と背景を説明した。しかし公正さを命とすべき公営放送のでっち上げ行為にゆるい処罰を下したとの批判も出ている。
公営放送を自称するMBCの不公正放送の動きには終わりは見えない。過去3年間にMBCの各種番組が規定を破って受けた制裁は127件で、他の地上波放送だけでなくケーブルテレビよりも多かった。このままで行くと罰点が積み上がり放送事業再許可を取れるかどうかも疑わしい。
世論を無視して「我が道を行く」ならば、いっそ公営放送という主張もやめることを願う。国民が望むのは不偏不党で質の良いニュースと番組を供給してほしいということだけだ。これに背を向けてほかのどんな主張を絢爛と広げたとしても、離れていく視聴者をつかまえることはできない。数日前にMBC専任労組委員長は離任の辞で「左派政権10年間に不公正な偏った放送ばかりしなくても、労組が主張する放送の公正さを固め守ることができた」と吐露した。MBC労組全員が反芻すべき苦言だ。
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