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2014年に満了する韓米原子力協定の改定をめぐり政界が熱い。米国が韓国にあまりに多くの「縛り」を設けており、原子力研究と発展に障害になるというのが核心争点だ。協定改定の際に韓国が米国に認めるよう要求するのは大きく▽低濃縮ウランの独自生産▽パイロプロセッシング(乾式再処理)技術の2つだ。原子力技術発展と次世代原子炉開発のために必須の分野だ。
◆低濃縮ウラン独自生産=原子力発電用燃料はすべてウランだ。このうち核分裂を起こすウランは「ウラン235」で、ウランに3.5%程度含まれる。残りは核燃料が燃える際に分裂しない「ウラン238」だ。発電用燃料はウラン235の割合が少ないため低濃縮ウランと呼ばれる。核爆弾用は全体の90%以上がウラン235だ。韓国は原子力発電大国だが、低濃縮ウランを作ることができない。ウラン235が3.5%程度混ざったウランを輸入して韓国の原子炉に合わせて再加工して原料として使う。
韓国ほど原子力発電が多い国で低濃縮ウランを独自生産していない国はない。米国がこれを認めていないためだ。韓国が低濃縮ウランを生産すれば兵器級の高濃縮ウラン生産技術を習得する懸念があるということだ。
◆パイロプロセッシング=低濃縮ウラン問題が原子力発電用燃料を作るための前段階だとすると、パイロプロセッシングは燃料を燃やした後の問題だ。原子力発電所で3年間燃やされた後に取り出された核燃料を「使用済み核燃料」という。核燃料を練炭に例えれば、使用済み核燃料は練炭の灰に相当する。
原発で燃焼後に残る放射性廃棄物をリサイクルする(2)
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