済州（チェジュ）観光公社が、済州島が「世界７７大自然景観」に選ばれるようネットユーザーに投票を呼びかけている。 世界７７大自然景観の選定は、「世界７大自然景観」に入るために越えなければならない関門だ。

スイス「ニュー７ワンダーズ」（Ｎｅｗ　７　Ｗｏｎｄｅｒｓ）財団は０７年７月から昨年末にかけてホームページ（www.new７wonders.com）で世界４４１カ所を対象にネットユーザー人気投票を実施し、２６１カ所を「７大景観」候補に決めた。

済州道は５８位で１次関門を通過した。 ２次投票は７日夜１２時（世界標準時基準、日本時間８日午前９時）に終わる。 島・山・洞窟など７グループ別に１１位まで計７７カ所に絞られる。 済州島は現在、島グループで７位。 このままいけば無難に７７位以内に入る。


しかし‘投票’運動を繰り広げている済州観光公社は心配している。 有権者（？）が世界中にいるため投票の結果を予断できないうえ、有名観光地のモルディブやボラボラ島などがライバルだからだ。

済州観光公社は最近、済州島を広報するため担当チーム員４人に加え、８人の広報支援者を配置した。 学校・機関・個人のホームページのほかポータルサイトに入り、「済州に一票を」と呼びかけながら選挙運動を行っている。

ネットユーザー投票に全力投球しているのは‘当選’が大きな広報効果を生むからだ。 ２年前の「世界新７大不思議」選定行事には１億人のネットユーザーが参加した。 「ニュー７ワンダーズ」財団は７７カ所のうち審査を経て２８カ所を選んだ後、８月から決選投票に入り、２０１１年末に「世界７大自然景観」を最終選定する。



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