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クレーン1つ転倒が「大韓民国鉄道ハブ」まひへ



50メートルのタワークレーンが倒れたのは6日午前8時16分だった。倒れるまで単純な事故であると思った。しかしクレーンがレールの上を覆って事情が変わった。くもの巣のように張られている鉄道の中心軸(ハブ)がまひした。数千人が足止めされ、月曜日朝の出勤時は混乱そのものだった。

タワークレーンが襲ったレールはソウル駅から北に1.3キロ離れた京義線(ソウル駅~都羅山駅) 区間。この事故は京義線はもちろんソウル駅下り線鉄道にも影響が及んだ。レールを阻み、電車線が切られて事態は大きくなった。列車はレールと電車線があって走ることができるのに、2つとも問題が起こったのだ。


ソウル駅は京義線はもちろん京釜線、湖南線と繋がった中心軸だ。崩れたクレーンはこの日、130の列車運行を止めた。コレイルのパン・ギソク総合官制室長は「鉄道はぎっしりと繋がっている鉄路と電車線が本来の機能をしてこそ正常運行できる」とし「1カ所で問題が生じても運行に支障をきたす」と説明した。

韓国科学技術院チョン・ジェスン(バイオ及び脳工学科)教授は「この事故は、ネットワークが発展した社会であればあるほどちょっとした事故が社会全体に致命的な被害を及ぼすということを示した」と述べた。航空や通信、交通、運送などネットワーク依存度が高い分野では大きくない事故が発生しても致命的な被害に繋がるというのだ。

この日の事故はソウル西大門区忠正路(ソデムング・チュンジョンノ)3街の再開発アパート現場タワークレーン技師シン某さん(37)が鉄パイプなど300キロほどの資材を運ぶ途中、クレーン右下の部分が落ちることで発生した。シンさんは病院に後送されたが死亡した。警察関係者は「クレーンが資材の重さに勝てなかったのか、でなければ欠陥があったのかを調査している」と話した。



【写真】クレーン崩壊
【写真】クレーン崩壊で数千人の足に影響


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