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がけっぷちに追い込まれた麻生首相

日本の次期衆院選を控えて関心を集めた静岡県知事選挙で、野党の民主党の支援を受けた新人候補が、自民党が支援した元副知事の候補を抑えて当選した。民主党は最近行われた名古屋・さいたま・千葉市長選に続き静岡県まで4連勝を収めた。一方、執権自民党は連戦連敗したことで、12日に行われる東京都議選とその後の総選挙を控えて大きな負担を抱くことになった。

日本の各紙は6日、一斉に‘がけっぷち麻生首相’という表現を使った。今回の連敗で麻生首相の党内での立場がさらに厳しくなったということだ。自民党が都議選でも惨敗する場合、自民党は総選挙前に麻生首相を退陣させて新しい首相を選出し、総選挙を行う動きが本格化するという見方もでてくる。

麻生首相は先週、一部の閣僚人事を行うなど雰囲気刷新に乗り出したが、6日に発表された共同通信・朝日新聞など各メディアの内閣支持率は底の19-23%だった。都議選で民主党候補に投票するという比率も自民党に比べて高かった。


麻生首相は都議選で善戦した後、直ちに衆議院を解散し、来月上旬に総選挙を行うという構想だ。衆院議員の任期が9月10日に満了するという点を考えれば選択の余地はほとんどない。



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