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【コラム】政治家の暴言、恥ずかしい

発言に気をつけろという意味で「口是招禍之門」という言葉がある。口は災いを招く門という意味で、軽率な発言は災いを呼ぶので言葉に注意しろということだ。もともと「棺に入っても暴言は吐くな」というのが私たちの社会だった。

いつから暴言を吐く社会になったのだろうか。最も大きな原因は社会指導層の言語形態から見いだせる。最近、社会世論を主導する政治家の言語使用は私たちを恥ずかしくさせる。低俗な言葉、とにかく吐けというような無責任な発言、利害関係が絡めばこっそりと言葉を変える非道徳性、有利なら認めて不利なら否認する態度が、韓国社会を暴言の全盛時代にした。

まだ価値判断が未熟な児童や青少年がこうした姿を見て何を学ぶだろうか。


いつからか暴言を吐くのが力の象徴のようになってしまった。暴言と大声が相手を制圧し、自分の正しさを証明する方法のように考えられるケースが増えた。個人間の対話はもちろん、公的な席でも暴言が飛び交う。非難とヤジで満たされた刺激的な字幕で汚染された放送が私たちの社会を暴言の社会にした。

暴言は相手の攻撃性を引き起こす。暴言は理性をまひさせ、感情に働きかけ、結局は怒りの対応を招く。怒りと暴力の悪循環をつくる。暴言を浴びた時に胸に残る傷がなかなか癒されない点も大きな問題だ。

落ち着いて理性的に善悪を分ける社会を作り出すための社会各層の言葉浄化努力が必要だ。自分が吐いた暴言が毒矢になって相手の胸に突き刺さったままになっていることを考えてみよう。その暴言はいつどこでまた自分に向かって、さらに強力な毒を帯びて返ってくるか分からない。



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