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7月1日、首都圏電鉄京義(キョンウィ)線の第一段階、京畿道(キョンギド)の汶山(ムンサン)駅~ソウル市のデジタルメディアシティ(DMC)駅が開通しました。京義線はもともとソウル~北朝鮮の新義州までを結ぶ鉄道。南北分断後はソウル・龍山から汶山までディーゼル車が走るローカル線だったのが、この度、電気鉄道が導入されました。
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これに伴い、50年あまり市民の足となっていたディーゼル式の通勤列車は、昨晩最後の運行を終えました(写真左)。そして今朝から登場したのが、最新の電気鉄道列車(写真右)。ディーゼル車の趣ある車両がなくなるのは惜しいですが、電鉄に替わることで、列車1台あたり年間9億7000万ウォン燃料費節約の効果も。
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汽車の運行は1日に38本だったのが、電鉄京義線はDMC~汶山間運行本数が150本と大幅に増加。このうち46本はソウル駅まで続いており、3号線と6号線、2本の地下鉄にも乗換可能に。時間もソウルから汶山まで1時間以上かかっていたのが、電鉄急行では52分に短縮されました。
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電鉄京義線の利用増が予想される中、注意すべきなのが駅名。延世(ヨンセ)大の近く、新村(シンチョン)駅は、地下鉄駅と電鉄駅が別の場所にあります。また、京義線DMC駅が接続する地下鉄駅は、以前の水色(スセッ)駅からDMC駅へ改称。さらに京義線の水色駅はまた別にあるという複雑さ…。
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1996年に着工してようやく開通に至った電鉄京義線。さらに2012年を目処にDMC駅~龍山駅までの本格整備完了を目指し、現在も工事が進められています。その後には国境沿いの都羅山(トラサン)駅まで伸びる可能性も。
便利な交通機関のおかげで、この先首都圏はどんどん小さくなっていきそうです。
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