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こんにちは、 キム・ヘスです。 最近、突然、美術関連の記事に登場したので、驚かれた人もいるでしょう。ただ趣味でしていることなので、これほど注目を受けるとは思っていませんでした。 意外にも絵が高く売れて私もびっくりしましたが、もともと絵の収入の半分は難病患者を支援するのに使おうと考えていたし、残りの半分も個人的に慈善機関に寄付しました。 俳優が絵を売って稼ぐというのはよくないでしょう。 ハハハ。
昨年秋からずっと休養を取っています。 外出はあまりせず、甥と遊んだり、ペットの犬の世話をしたり、読書をしたりするのが日課になっています。
もともと読書が好きなので、没頭しているときに誰かに電話で呼び出されても動きません。 今回の休養は長いので、話題になっている本はほとんど読み終えました。それで「良い本を紹介してほしい」と知人に頼んだところ、03年のノーベル文学賞受賞作であるジョン・クッツェーの「恥辱(disgrace)」を読むことになりました。 最近読んだ本の中では最も気に入っています。 推薦してくれた本人は「一度読むだけではつまらないかもしれない」と慎重に話していましたが、私は完全にはまってしまいました。
主人公である50歳代の米大学教授ラウリーは自分の優秀さを誇りながら生きている人物ですが、弟子と不適切な関係を持って大学から追い出された後、南アフリカで農場を運営する娘ルーシーを訪ねます。 そこで娘が暮らしている南アフリカの現実を見ることになります。 娘は黒人から性暴力を受け、ラウリーは怒りを抱きますが、ルーシー本人はこれがこの地で生きるために支払うべき代価だと受け止めています。米大学教授が代表する西欧の知性と傲慢がアフリカという原始の大陸の前で崩れる過程が非常に印象的です。
似た理由で映画「ノーカントリー」の原作者コーマック・マッカーシーの「ロード(The Road)」も記憶に残っています。 人類の文明が崩れた近未来の地球で父子が生き残る話です。 人間の尊厳や進歩をこれ以上夢見ることができない状況で、果たして人は何のために生き残るべきかという思いを胸に感じました。
俳優という職業柄、本を読む時もこれを映像に移せばどうなるかと考えたりします。 特に本の中の女性キャラクターに自分自身を照らし合わせるのが演技にも役立つようです。 ところで、最近なにか良い作品があれば教えてくれませんか。天気も暖かくなったので、仕事を再開しなければいけませんが…。
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