韓国・西海（ソヘ、黄海）上の軍事境界線にあたる北方限界線（ＮＬＬ）を越えてきた北朝鮮の漁船が、韓国海軍の人道的措置によって北朝鮮領海に戻った。

合同参謀本部は３０日「正午４５分ごろ、大青島（テチョンド）東北方７マイル（１２．６キロメートル）の海域で、北朝鮮の漁船１隻が航路を誤り、ＮＬＬを２マイル（３．６キロメートル）ほど侵犯した」とし「民間の船舶であることを確認した後、北朝鮮領海に戻らせようとしたが、漁船の機関が故障を起こし、午後３時に北朝鮮の警備艇が曳航（えいこう）した」と明らかにした。

５０００トン級の北朝鮮漁船には住民４人が乗っていたことがわかった。当時、大青島沖には濃い霧が立ち込め、視界が約４５メートルだった。

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