(左)現代・起亜車「アバンテ」、(右)ベンツ「S400 ハイブリッド」 |
燃費の良いハイブリッド車が下半期に国内市場にあふれ出る見通しだ。ハイブリッド車は昨年、世界で約60万台が売れた。このうち8割がトヨタだ。最近グリーンカー旋風が起こり、2015年にはハイブリッド車が世界乗用車市場の約1割(年間500万台)を占める見込みだ。
国内市場でも現代・起亜(ヒョンデ・キア)車だけでなく、輸入企業も相次いでハイブリッド車を出す計画だ。ベンツコリアの場合、最高級セダンのSクラスハイブリッドモデルを9月ごろ韓国市場に発表する。アジアで初めて販売されるこのモデルは「S400 ハイブリッド」という名前で、279馬力を出す3.5Lガソリンエンジンに20馬力の電気モーターを搭載している。リチウムイオンバッテリーを使用した初めての量産ハイブリッド車だ。
一般的に燃費が5-6キロにすぎない大型セダンでは珍しく公認燃費が12キロ以上。この車は今年4月の中国上海モーターショーで初めて公開された。ベンツコリアはこの車を市場に出し、環境マーケティングを大々的に行うという戦略だ。価格は1億5000万ウォン(約1200万円)前後になる。
来月登場する現代・起亜車の「アバンテ」「フォルテ」LPIハイブリッドは初めての国産車。低価格のLPGを燃料として使うのが特徴だ。公認燃費が17.8キロで、現在1リットル当たり1600ウォン(約120円)を超えるガソリン価格で換算すると燃費は36.7キロになる、というのが現代車側の説明だ。1.6Lガソリンエンジンを搭載し、最高114馬力、モーター出力は15kW。
しかし価格がガソリンモデルより300万ウォンほど高いうえ、海外に輸出できないのが問題だ。LPGを乗用車の燃料として使う国は韓国と日本程度だからだ。
ハイブリッド車、下半期に韓国市場にあふれる(2)
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