アップルの携帯電話機「ｉＰｈｏｎｅ」が、ＫＴとＳＫテレコムを通じて７月と９月に間隔を置いて韓国市場にお目見えする予定だ。もともとはＫＴが単独で供給する予定だったが、ＳＫテレコムも加勢した。

アップルは、ｉＰｈｏｎｅ独占供給を前提にＫＴと交渉を進めてきた。しかしＳＫテレコムが強く牽制したことから複数のキャリアに供給することで最終結論を出したとみられる。通信業界関係者は、「ＳＫテレコムが内部的にｉＰｈｏｎｅを携帯電話のポートフォリオに確定し、アップルと詰めの交渉を進めている」と明らかにした。発売時期と価格などをはじめ基本交渉は終わっているが、ＫＴと同時発売ではなく２カ月ほど時差を置いて発売する予定」と話している。


アップルは２００８年に３Ｇ対応のｉＰｈｏｎｅを発売し、１国１キャリアの原則を廃止した。豪州では３つのキャリアがｉＰｈｏｎｅを供給しており、韓国でも複数キャリア戦略を選んだことになる。

このため来月にＫＴがｉＰｈｏｎｅを発売し、９月ごろにＳＫテレコムもｉＰｈｏｎｅを発売する。価格は２年約定で１２万ウォン（約８９００円）前後。すでに海外で９９ドルで供給されており、韓国もこれと同水準の価格で供給される。

問題は発売１年から以上過ぎた旧型ｉＰｈｏｎｅを導入するためキャリア同士の激しい競争はもちろん、国内の携帯電話メーカーを逆差別したという議論高まる可能性があることだ。携帯電話メーカー関係者は、「専用料金制、Ａｐｐストアの収益分配など核心事案がアップル側の要求通りに受け入れるなら、他の携帯電話メーカーとの公平性の問題が出てくる」と話している。



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