先月ろうそくデモ隊の舞台占拠でハイソウルフェスティバルの開幕行事が中止になったことを受け、ソウル市がデモ参加者９人を相手取り２億３５００万ウォン（約１８００万円）の損害賠償を請求する民事訴訟を起こした。ソウル市が行事の支障などと関連しデモ隊を相手に損害賠償訴訟を起こすのは異例。

ソウル市の鄭ヒョ聲（チョン・ヒョソン）報道官は２５日、「昨年１１月から多くの人材と予算を投じながら力を入れて作ってきた市民の祭りが不法デモで中断されたのは非常に遺憾」とし「こうしたことが再発しないよう訴訟を起こした」と説明した。

ソウル市は行事中止による財産上の被害とイメージ失墜などの間接被害を合わせて被害額は約６億６０００万ウォンになると明らかにした。


ソウル市のキム・ソンス文化政策課長は「開幕行事を妨害して舞台を占拠した容疑（集会及びデモに関する法律違反）などでまず起訴された９人に対し、直接被害額の３０％とイメージ失墜費用５０００万ウォンを合わせて損害賠償を請求した」とし「デモ隊が追加で起訴されれば、残りの被害額に対しても損害賠償を請求する方針」と明らかにした。

これと関連し、今後ソウル市は市民団体支援事業を選定する際も、該当団体が暴力デモや不法集会に参加したかどうかを考慮することにした。

ハイソウルフェスティバルの開幕行事は先月２日午後８時ごろソウル広場舞台で開かれる予定だったが、ろうそく追悼集会１周年を記念するデモ隊の一部が舞台を奇襲占拠したため中止になった。



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