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夏も盛りのころ、歌ばかりを歌いながら過ごしたキリギリスと熱心に働いたアリの越冬を描いて「アリのように生きろ」と教えたイソップ寓話。しかし知識情報化社会には暑さに堪えて歌唱力を培い、人気歌手となったキリギリスの成功談の方が心にぐっとくることもある。時代によって寓話を見る尺度が変わるように、変化する現在に合わせて過去の歴史も再解釈されることはできないだろうか。59年前の今日、北の南侵で起こった6・25戦争に対して我々が持っている固定観念は殺伐として否定的だ。共食いの悲劇と家族離散の痛み、沸き立つ憎悪と虐殺、大量破壊と絶対貧困、外勢介入と分断固着化等々。しかし観点を変えれば遅滞と退嬰をもたらした障害物と認識されてきた南北分断も違って見える。民族史の大きな流れを見れば、三国時代と渤海と統一新羅の南北国時代など分裂の時代に、むしろ文化の隆盛と発展があった。熾烈な競争を誘発して南北が各自の体制内で発展を模索するようにした要因のうちのひとつが分断だったとも見られる。
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