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財政破綻した日本の自治体のキャラクターがカンヌ国際広告祭でグランプリを受賞した。北海道夕張市の観光広報キャラクター「夕張夫妻」が主人公だ。世界から出品された1118作品のうちグランプリに選ばれたこのキャラクターは、笑いとユーモアで逆境に打ち勝ち、地域活性化に寄与したという評価を受けた。
夕張の特産品の夕張メロンをモチーフにしたこのキャラクターは2年前に夕張市の地域大型リゾート会社の夕張リゾートが協力して開発した。破産した市の財政を再建するため特産品を開発して内外の観光客を呼び込むなど広報を強化するためのアイデアを出したものだ。
キャラクターの名前「夕張夫妻」は、夕張市が抱える莫大な「負債」と発音が同じことから命名された。夫婦の「夕張父さん(倒産)」と「まっ母さん(真っ赤)」のカップルがつぎはぎの服を着て汗を流しながらリヤカーを引くなど夕張の境遇を現わしている。
しかし彼らは「金はないが愛はある」をキャッチフレーズに掲げている。夕張市の藤倉肇市長は、「受賞を契機に夕張を世界に知らしめ多くの観光客を誘致して財政再建に力を入れたい」と話す。韓国でも「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で知られる夕張市は、観光施設建設への過剰投資により360億ウォンを超える借金を抱え、2006年6月に破綻した。最盛期には12万人あった人口は1万2000人に落ち込み、半分に減らした公務員の給料は全国最低水準だ。負債償還には18年かかる見通しだ。
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