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ソウル大病院「尊厳死選んだ7人のうち2人が死亡」

ソウル大病院の尊厳死公式化から1カ月間が過ぎたが、その間2人が延命治療を拒否して尊厳死したことが確認された。

ソウル大病院の許大錫(ホ・テソク)教授(血液腫よう内科)は24日、「先月18日にソウル大病院が末期がん患者に対する延命治療をしないと公式化した後、これまで計7人の患者が心肺蘇生術および延命治療を受けないという事前医療指示書に署名した」とし「このうち末期胃がん患者(69)と末期大腸がん患者(53、女性)が心肺蘇生術を受けず、人工呼吸器を付けないで死亡した」と述べた。

尊厳死を選択した7人の患者のうち死亡した2人を含む5人は本人ではなく家族が事前医療指示書に署名し、議論の余地を残した。ソウル大病院の尊厳死許容後初めて尊厳死を選択したリンパ腫患者(85、女性)と頭頸部がん患者(76)は自ら署名した。


一部の専門家は、代理人を認める場合、患者の普段の意思と関係なく経済的な理由などで尊厳死が乱用されるおそれがある、と憂慮している。

ソウル大病院のベク・ソンギョン医師(血液腫よう内科)は「患者が尊厳死を選択するには、本人が臨終が迫っていることを知らなければならないが、家族がこれを知らせようとしないケースが多い」とし「臨終が迫らなければ事前医療指示書の話をすることもできないため、代理人の署名が多くなる」と説明した。

ソウル大の許教授は「家族が尊厳死を遮る最も大きな障壁となっている」とし「医療スタッフが事前医療指示書に関する情報を患者にあらかじめ与えたくても、家族が中間でこれを防ぎ、患者の選択権を奪う」と述べた。



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