しかし、米国ははるかに優位にある軍事力をもとに北朝鮮に圧力をかける場合、むしろ北朝鮮を交渉のテーブルに戻らせる機会を作ることができると判断している。米国がミサイルを迎撃できるとの点を立証できれば、北朝鮮は著しい軍事力の差が露出するのを恐れて、ミサイルを発射しなくなるかもしれないということだ。
◇ABL使用に最適の所は韓半島=米国がミサイル迎撃の実験に成功した空中配備レーザー・ABL(Airborne Laser)を使うのに最適の所は韓半島上空だ。米ボーイング社の747-400Fから発射するレーザービームは、液体推進剤を使う弾道ミサイルに対しては600キロメートルの距離で、固体型の弾道ミサイルに対しては300キロメートル以上でそれぞれ迎撃できる。
長距離弾道ミサイルを保有する中国とロシアは、ミサイルの発射基地が内陸の奥深くにあって、ABLの迎撃が難しい。半面、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する場合、韓半島や東海(トンへ、日本名・日本海)の上空で直ちに迎撃できるということだ。米ボーイング社の航空機に搭載されたレーザー発生装置で作られた高エネルギーレーザービーム(メガワット級)は航空機先端のドームを通じて発射される。
レーザービームは韓半島付近の上空を飛行する途中、北朝鮮から発射された弾道ミサイルが高度30~40キロに上昇した初期の段階(ミサイル発射から8-12秒後)で迎撃する。レーザービームが約3~5秒連続してミサイルを射てば、ミサイルが爆発するのだ。ABLが1回目の迎撃に失敗すれば、直ちにイージス艦に搭載されたスタンダード・ミサイル3(SM-3)が発射され迎撃を行う。米国は韓半島でABLを使うため、2000年ごろ韓半島上空の大気を測定したことがある。
「北にニンジンはない」…軍事対応の度強める米国(1)
◇ABL使用に最適の所は韓半島=米国がミサイル迎撃の実験に成功した空中配備レーザー・ABL(Airborne Laser)を使うのに最適の所は韓半島上空だ。米ボーイング社の747-400Fから発射するレーザービームは、液体推進剤を使う弾道ミサイルに対しては600キロメートルの距離で、固体型の弾道ミサイルに対しては300キロメートル以上でそれぞれ迎撃できる。
長距離弾道ミサイルを保有する中国とロシアは、ミサイルの発射基地が内陸の奥深くにあって、ABLの迎撃が難しい。半面、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する場合、韓半島や東海(トンへ、日本名・日本海)の上空で直ちに迎撃できるということだ。米ボーイング社の航空機に搭載されたレーザー発生装置で作られた高エネルギーレーザービーム(メガワット級)は航空機先端のドームを通じて発射される。
レーザービームは韓半島付近の上空を飛行する途中、北朝鮮から発射された弾道ミサイルが高度30~40キロに上昇した初期の段階(ミサイル発射から8-12秒後)で迎撃する。レーザービームが約3~5秒連続してミサイルを射てば、ミサイルが爆発するのだ。ABLが1回目の迎撃に失敗すれば、直ちにイージス艦に搭載されたスタンダード・ミサイル3(SM-3)が発射され迎撃を行う。米国は韓半島でABLを使うため、2000年ごろ韓半島上空の大気を測定したことがある。
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