|
古くなった携帯電話を廃棄処分せず土に埋める時代が近づいている。 デンマークのデザイナー、ゲルト-ヤン・パン・ブリューゲル氏が「バンブー(竹)」携帯電話を開発した。
「バンブー」という名前が付いた理由は、携帯電話を土に埋めれば実際に竹が育つからだ。 「バンブー」は本体がトウモロコシの澱粉が入った生分解物質であるため、土に埋められると腐敗する。 すると本体に内蔵された竹の種が発芽する。 バッテリーはあるが、充電しなくても使用できる。 携帯電話の表と裏がクランクでつながり、裏面を3分間ほど回せば電話をしたり文字メッセージを送るほどの電力を作ることができる。 ブリューゲル氏はCNNとのインタビューで「数年以内に環境親和的な携帯電話が出てくるだろう」」と予想した。
世界的な企業も環境親和的な携帯電話を先を競いながら開発している。 三星(サムスン)電子は今年2月、太陽光で充電できる「ブルーアース」を発売した。 携帯電話の裏面に装着された太陽光パネルに光を当てると、いつどこでもバッテリーを充電できる。 本体はプラスチックミネラルウォーターボトルをリサイクルし、部品には有害物質を使用していない。
車に乗らずに歩く場合、温室効果ガスの排出をどれほど減らしたをチェックできる機能も備えた。 三星は今年末から「ブルーアース」をヨーロッパで販売する計画だ。
モトローラは生産・流通で温室効果ガス排出を最小化した「モトW233リニュー」を出した。 プラスチックのミネラルウォーターボトルをリサイクルして本体を作り、包装も再生用紙を使った。 廃棄すれば腐敗する。 ソニーエリクソンが開発している「グリーンハート」も生分解する本体と充電の効率性を高めたバッテリーを使用する予定だ。 ノキアの「5630エクスプレスミュージック」携帯電話は、使用者の温室効果ガス排出量を測ることができる。
この記事を読んで…