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スト1カ月目の双竜自動車「在庫ゼロ、展示品まで販売」

ストライキから1カ月、双竜(サンヨン)自動車事態にはまだ解決の兆しが見られない。 生産・販売がストップし、協力会社も困難に直面している。 労使双方は現在まで整理解雇などの問題で隔たりを埋められずにいる。 労使が早期に妥協点を見いだせなければ双竜自動車の回生は難しくなり、破産につながるという見方が強まりつつある。 労使共倒れのシナリオが次第に現実化している。

◇展示車まですべて販売=業界の推算によると、双竜自動車は今月に入って19日まで出庫基準の販売台数が約90台にとどまっている。 すぐに生産を再開しても出庫までにかかる時間を勘案すると、今月の販売実績は100台を超えるのが難しい見込みだ。

しかし今後も事情がよくなる兆しがない。 先月22日、労組が平沢(ピョンテク)工場で座り込みを始めた後、車両生産が全面中断された。 今月まで販売された90台もすでに生産されていた在庫車を販売したものだ。


匿名を求めた双竜自動車の関係者は「営業所では販売する車がなく、展示車もすべて売ったため、これ以上はない」とし「車の生産が終わってから顧客の離脱は深刻だ」と述べた。 また「代理店や営業職員も深刻な状況で、海外注文のキャンセルも相次ぎ、販売基盤が崩れるのがもっと大きな問題だ」と付け加えた。

今年4月に労組のストが始まって以来19日まで6385台の生産支障で1400億ウォン(約100億円)の売上高損失が出たというのが双竜自動車側の説明だ。 1-3月期に2700億ウォンの赤字を出した同社は、4-6月期には赤字規模がはるかに大きくと予想される。

回生の余力も次第に落ちている。 双竜自動車の李裕一(イ・ユイル)共同管理人は今月初めの記者懇談会で「当初11月に出す予定だった新車C200の年内販売は不可能になった」と明らかにした。 双竜自動車は9月15日までに裁判所に回生計画案を提出し、債権団と裁判所の同意を得てこそ、新規資金支援が受けられる。 しかし現在のような状況がさらに続く場合、回生計画案を作成する前に会社が破産するかもしれない、というのが業界の説明だ。



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