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学生数はソウル大が多いが大学院生は東京大の方が多い
ソウル大学の正門と東京大学本郷キャンパスの正門(赤門)は、両国大学入学試験競争の象徴でもある。毎年この門を通過する高校生はそれぞれ3000余人にすぎない。入試倍率は熾烈だ。昨年、東京大学に願書を出した高校生は1万3000人余り、ソウル大は2万600人だ。合格バッジをつけるのはそれだけ難しいのだ。
東京大学はアジア最高の大学といわれている。昨年、世界大学評価で19位を記録した(イギリス、ザ・タイムス評価基準)。2005年(16位)以後、順位が下がってはいるが、アジアでは最も良い成績だ。東京大学の底力はしっかりしている大学院システムによってつくられる。全学生数はソウル大より2000人程度少ないが、大学院生数は2000余人が多い。東京大学の博士課程学生数はソウル大の3倍に近い。このうち17%(1023人)は外国人学生だ。ソウル大は博士課程学生のうち7%(193人)が外国人だ。
両大学とも国際化に拍車をかけている。東京大学は昨年5月まで47カ所に海外事務所を設置した。ソウル大は先月、米国ロサンゼルスに初の米国事務所を設置し、大学のPRを始めた。
両大学の予算は差が大きい。数字上、東京大学予算はソウル大の5倍に迫るが、単純比較は難しい。東京大学は大学病院の収益を予算に含めている一方、ソウル大は大学病院が独立法人になっているからだ。ソウル大が研究費を予算項目から除いているのも違う点だ。しかし国家支援金だけ見れば東京大学の受ける金額はソウル大の5倍程度だ。
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