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李長茂(イ・ジャンム)ソウル大学総長(64)と濱田純一東京大学総長(58)は19日、対談で両大学の発展方向を説明した。李総長は物静かながらも情熱的だった。国際競争力強化と第3期人生大学運営、入試制度改善案に対する構想を明らかにしながら濱田総長に協力を提案した。すると濱田総長も「同感だ。良い構想だ」と法学徒らしく論理整然と肯定的に回答した。法人化を推進中のソウル大に5年前の経験を紹介して助言もした。1時間30分を予定していた対談は2時間近く行われた。
◇グローバル化と研究競争力強化
--アジア大学の国際競争力強化に力が入っている。両大学はどんな努力をしているのか。
◆李長茂総長=海外の碩学を積極的に誘致している。昨年以後150人の外国人を正規教授として任命した。東京大学だけではなくミシガン大学、ベルリン大学との画像講義、デューク大、北京大、清華大との複数の共同学位制なども運営中だ。世界有数大学の強点を我がキャンパスに持ち込んで実質的なグローバル化をはかっている。
◆濱田純一総長=世界的な研究者に成長する芽を栽培するのが重要だ。高齢化(Aging)、持続可能性(Sustainability)関連学問とグリーン・バイオテクノロジーに重点的に投資している。東京大学は国際的でも高い水準だが、競争力をもっと高める必要がある。外国大学と公共研究の場を130カ所以上に増やして、外国人教員を長期的に1300人まで増やす目標を推進中だ。
--ノーベル賞受賞者が大学競争力の定規になったりする。何人輩出したか。
◆濱田=東京大学は7人輩出した。4人が物理学賞の受賞者だ。彼らを見れば大学の基礎研究がどれだけ重要なのかが分かる。短期での成果にこだわらずに長期プロジェクトを支援しなければならない。時間と財政の余裕が必要だ。日本政府は大学の意見に耳を傾けて規模のある財政支援をしている。一方、産業界はすぐ応用することができる研究を望む。
◆李長茂=大学の目標がノーベル賞ではないが、象徴性のためノーベル賞を語るようだ。最高の学問的成就は長期的に骨を埋めながら、危険度が高い研究を挑戦的にしたときに成り立つものだ。大学も努力しなければならないが、政府が基礎科学の育成に意志を持たなければならない。基礎科学で突破口が見つかれば経済的地形を大きく変化させることができるからだ。
ソウル大、東京大学総長「我々が望�人材像は…」(2)
ソウル大、東京大学総長「我々が望む人材像は…」(3)
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