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18日未明、サウジアラビア・リヤドのスタジアム。 後半のロスタイム5分が過ぎると、主審が終了のホイッスルを吹いた。
アウエーの中東で北朝鮮が1966年イングランドワールドカップ(W杯)以来44年ぶりとなる本大会進出を決めた瞬間だ。 死力を尽くしてプレーした選手たちは終了ホイッスルが響いた後、お互い抱きしめて感激を分かち合った。
在日同胞のストライカー鄭大世(チョン・テセ)は上着を脱いで涙を流すほど喜んだ。 試合経験を積みながら急速に成長している北朝鮮GKリ・ミョングクは、試合終盤のサウジの猛攻を防いで疲れたのか、喜ぶ気力さえも残っていないかのようにグラウンドに横たわった。
ベンチから見守っていたキム・ジョンフン監督も涙をこらえることができなかった。 コーチングスタッフと抱き合って喜びと感動を分かち合ったキム監督は、鄭大世ら選手の背中をたたき、抱きしめながら感謝の気持ちを伝えた。
ベンチの周囲に集まった選手らはキム・ジョンフン監督を胴上げし、歓呼の声を上げた。 胴上げをした後は金監督を肩に乗せ、競技場を回りながら喜びを満喫した。 数人の選手は北朝鮮の国旗を持っていた。
キム・ジョンフン監督は試合後、「偉大な成果を見せてくれた。 サウジアラビアは強く圧力があったので守備に集中した。 今回の対戦への準備が今日の勝利の一つの要因になったと思う」と語った。
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