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金正雲氏、特使で訪中「胡錦濤主席に後継者だと伝達」

金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の後継者に内定した三男の金正雲(キム・ジョンウン、26)氏の訪中説をめぐり論難が起こっている。日本の朝日新聞は16日「金正雲氏が10日ごろ、飛行機便で北京を訪問し、胡錦濤中国国家主席と会って後継者に指名した事実を伝え、核問題も論議した」と報道した。この席で中国側は金正雲氏に北朝鮮の3次核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射中止などを強く要請し、6カ国協議早期復帰を要求したということだ。金正雲氏は王家瑞・中国共産党対外連絡部長らとも会って、自分が朝鮮労働党の要職である組職指導部長になったことについて説明したと、同紙は伝えた。北京訪問を終えた金正雲氏は、広東省深センなどを訪問し、ハイテク工場などを視察したということだ。しかし秦剛・中国外交部スポークスマンは、この日の定例ブリーフィングで「中国側はこれを知らない」と明らかにした。また北京の多くの対北消息筋は「びっくりしている。全然聞いたことがない」「北朝鮮は主体(チュチェ)を強調する。金委員長が金正雲氏を直接送って“皇太子”内定の消息を報告すれば“主体外交”ではない」と明らかにした。

一方、日本の時事通信によると、金正雲氏が留学したというスイス・ベルンの公立学校、ピーターブル校長と管轄公立学校を担当するウィリー・シュツダー区長は15日、記者会見を開き、金正雲氏に対して「金委員長の家族だといって通った人はいなかった上、バスケットボールが好きな北朝鮮外交官の子供だったと聞いていた」と明らかにした。また「学校は彼の登録カードと写真を保管しているが、個人情報なので公開することができない」と述べた。当時、数学教師だったブル校長は「友達と仲良くしていたし、勤勉で野心を燃やす子供だったと記憶している」と述べた。毎日新聞はこの日「当時、金委員長の末娘と同時に正雲氏の実の弟であるイェジョン(21)も近くの公立小学校で金正雲氏とともに留学していた」と伝えた。

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