彼はオク・ソリとの関係について「愛してはいけない愛だった。すべてのものが私の過ちだ」と語った。その後の生活については「世の中に背を向けたいという気がするほど精神的な苦痛を経験した」と打ち明けた。「それとともにその過程で自分を許してくれて声援をくれたファンがいるということを知った」と付け加えた。実際に彼のファンは彼がパリ公演に向かう際、旅費を作る目的でサロン音楽会を開いてくれたりした。

「日本でコンサートを行ったとき、韓国ファンが来てくれたのを見て涙が出ました。皆さんのおかげで韓国のステージに立てる勇気を得ました」

彼は自分のアルバム「ネオクラシック」に対し「私の音楽のアイデンティティを盛りこんだアルバム」とし「大衆が好きな歌にクラシックの精神を盛り込むことが私の歌が目指すもの」と説明した。


チョン・ジェフンは元々クラシック声楽家だった。そうして１９９９年、カナダ歌謡祭で大賞を受賞し、ポッペラ歌手に道を変えた。女性ソプラノ領域の高音を出し、男性と女性の音を自由自在に操る彼は、ポッペラ界でも独歩的な声を持った歌手として通じる。韓国のステージには２００２年ミュージカル「オペラ座の怪人」で「ラウル」役を演じて知られ始めた。２００５年にはニューヨーク・カールソ財団が授与する「世界のための天使の声賞」を受けた。

彼は「私の犯した過ちは、一生背負っていく十字架でこれを心して償いたい」とし「ファンが私をまた受けとめてくれることを祈っている」と話した。



ポッペラ歌手のチョン・ジェフン「オク・ソリと禁断の愛…」（１）