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浮気が増えると景気も良くなる?

ブルームバーグのコラムニスト、マシュー・リンが実体経済のバロメーターとして「浮気」を挙げ、英国の浮気専門サイトを例に出した。不思議なことに、英国の証券市場が高騰あるいは急落するとこのサイトが活発になる。好況の時は弾む気持ちで、不況のときは慰めを求め浮気をしようというのその論理だ。

究明された理論ではないが、景気を分析するのにお堅い方法ばかりが使われるわけではない。米コーネル大学のロバート・フランク教授は、ファーストフード店に雇用された男性店員の顔を見て景気を判断した。歳を取った店員が増えるほど就職難が深刻だということだ。グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は金利政策決定に先立ち、ニューヨーク市のゴミ排出量とクリーニング店の客の数を主にチェックしていた。多いほど景気に活力があるとみていた。

バルト海の小国、ラトビアの買春価格でバルト海沿岸諸国の景気を予測することもできる。ラトビアは買春に対する規制がなく、需要と供給により価格が決定される。リンは「売春する女性が増えれば景気回復にいは遠いという意味」と説明した。とんでもない指標もある。経済コラムニストのウイリアム・ペセックは「超高層ビルが建てられると不況がくる」と主張している。実際にマレーシアのペトロナスタワー(1997年)、ニューヨークのエンパイアステートビル(1930年)が建てられた当時、経済は厳しかった。

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