北朝鮮が５月に入ってから対南機構を総動員し、反政府闘争を扇動している。

統一部によると、北朝鮮は５月から今月１４日までの４５日間、祖国平和統一委員会、朝鮮法律家協会、朝鮮平和擁護全国民族委員会、金日成（キム・イルソン）社会主義同盟など各種機構を通して反政府闘争に乗り出せという３０件の談話・声明などを発表したという。

今年に入って４月まで１７件にすぎなかったが、５月に入ってからは３日に２件のペースで「李明博（イ・ミョンバク）政府打倒」を主張している。北朝鮮が韓国社会の政情不安を誘導するために‘扇動総力戦’を行っていることを表している。


談話・声明の内容には盧武鉉（ノ・ムヒョン）前大統領の逝去のほか、ヒョスン・ミソンさん死亡事件（米軍装甲車に女子中学生２人がひかれて死亡した事件）、６月抗争など、さまざまな素材を利用している。