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韓国の食材を西洋式に表現することにも情熱を注いだ。 梨と大根を薄く切って重ねてカルビ料理と一緒に提供し、焼き魚を載せた白皿はコチュジャンソースで飾った。 また、フランス料理に出るデザートの重要性を考え、キイチゴソースを使った五味子デザートを開発した。 五味子特有の味がキイチゴソースとよく合う。
ボワデン氏とベルトゥワズ氏が最も重視したのは料理とワインの組み合わせだ。 各料理に合うフランスワインを選定した。 ペ総厨房長は「韓国料理はおいしいから食べてくださいというのではマナーに欠ける」とし「フランスの文化を尊重し、韓国料理とワインがこれほどよく合うと提案するのが効果的」と述べた。
最近、ペ氏はパリのホテル関係者と電子メールで料理法や写真を随時やり取りしながら最後の作業に取り組んでいる。 ペ氏は、国際交流財団が5月に米ワシントンDCのウィラードインターコンチネンタルホテルで開いた韓食グローバル化行事でも、韓国レストラン「ウリガ」とともに懸け橋の役割を果たした。 「ワシントンDCでの行事が終わった後、外国人厨房長らが私の回りに集まって『カルビ料理の調理法を教えてほしい』と尋ねてきたので誇りを感じた」
今回のパリ行事ではメニューの中のいくつかの料理の調理法をホテルに提供する方針だ。 「一回の行事で終えるのではなく、パリのホテルで応用してもらい、メニューとして定着させてほしい」と語った。
ベルトゥワズ総支配人は 「世界のどのホテルでもトマトソースのスパゲティと寿司はメニューに登場ある。 今そこにビビンパやカルビチムが加わる時期だ。 ホテルのチェーンは世界中にあるので、波及効果も大きいはずだ」と語った。
「仏パリ一流ホテルのディナーで韓食を紹介」(1)
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