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妻の母が破局の原因になるケースが増えていることが明らかになった。離婚事由とその過程が提示された判決165件を分析した結果、義理の父母や実家の親が離婚過程に割りこんだ夫婦が12組だった。このうち、妻方の母親が介入した事例は5組に達した。「壻を愛する妻の母」という図式が徐々に崩れているのだ。
「新世代」妻の母親たちは娘の悩みの種のひとつである壻の職場を訪ねて騒動を起こす上、浮気した壻と相手女性を呼んで「三者対面」をしたりする。キム・サムファ弁護士は「過去、妻方の親たちは“できるなら耐えなさい”というケースが大部分だったのに、このごろはむしろ娘の離婚を積極的に勧めるため驚いたことが多い」とし「かわいく育ててきた娘が不当な待遇を受けることに堪えられないようだ」と話す。
また離婚訴訟を請求した女性原告らを年齢帯別で見れば40代(36.2%)と30代(29.1%)が多いのに反して男性原告の場合、50代(36.7%)と40代(27.8%)が多かった。韓国家庭法律相談所パク・ソヒョン相談委員は男女の認識の違いをその原因に挙げている。パク相談委員は「30代と40代女性の場合、過去の世代と違い“男女に差はない”という平等意識が強いのに比べ、同じ年齢帯の男性は、まだ家父長的思考から脱することができないからだ」と説明した。
最高裁判所によると昨年、全国の裁判所で受付された離婚請求訴訟4万2622件のうち65.4%である2万7895件が女性から起こしたものだった。女性が離婚訴訟を起こした割合は1980年47.8%で、95年53.8%に増えた後、2000年62.1%と急増し、2000年代に入っても増加傾向が続いている。
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