日本のハイブリッドカーの疾走は驚くほどだ。トヨタ自動車は先月、燃費がリッター38キロメートルの新型「プリウス」を発売した。この車はすぐさま日本の国内販売で1位になり、3週間で国内注文だけで14万台を超えた。まさに大当たりだ。トヨタは他の工場から1300人の生産職を緊急移動させ「プリウス」の生産ラインに投入したという。世界的な経済危機で気落ちしていた日本の自動車部品メーカーも特需にわいている。すでにハイブリッドカーが大衆化段階に入り、自動車市場の多数派になりつつあるのだ。
日本はトヨタとホンダを中心に世界のハイブリッドカー市場の90%以上を握っている。それでも連日高効率・環境対応車に向けアクセルを踏み込んでいる。三菱自動車は最近完全電気自動車の「i-MiEV」を開発し来月から発売するという。この車はハイブリッドカーより価格が2倍も高いが、深夜電力を使う場合の燃料費は3分の1にしかならないという。まだ充電時間が長く走行距離が短いのが弱点だ。しかし11年前には「プリウス」も「みにくいあひるの子」だった。新たに出た電気自動車がいつ華麗な白鳥に化けるかはだれにもわからないことだ。
これに比べ韓国の自動車業界は混線から抜け出せずにいる。現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車の労組は昼間連続2交代制と、新車はすべて国内で作るべきだと主張している。原油高に逆行する製品開発も心配だ。国内メーカーはこれまで中大型新車を相次いで出していた。次世代自動車の「アバンテ」「フォルテ」のハイブリッドカーはLPGを使うが燃費はリッター17.8キロメートルにとどまる水準だ。伝統的に優位に立っていた小型車市場は欧州・インドの猛追にいつ揺さぶられるがもわからない状況だ。こうした混線が続けば韓国の自動車に未来はない。すでに高効率新車が世界の自動車市場の地殻変動を起こしている。自動車の競争力が為替相場で決定する時代は過ぎている。日本に追いつくのは容易でなく、残された時間も多くない。
日本はトヨタとホンダを中心に世界のハイブリッドカー市場の90%以上を握っている。それでも連日高効率・環境対応車に向けアクセルを踏み込んでいる。三菱自動車は最近完全電気自動車の「i-MiEV」を開発し来月から発売するという。この車はハイブリッドカーより価格が2倍も高いが、深夜電力を使う場合の燃料費は3分の1にしかならないという。まだ充電時間が長く走行距離が短いのが弱点だ。しかし11年前には「プリウス」も「みにくいあひるの子」だった。新たに出た電気自動車がいつ華麗な白鳥に化けるかはだれにもわからないことだ。
これに比べ韓国の自動車業界は混線から抜け出せずにいる。現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車の労組は昼間連続2交代制と、新車はすべて国内で作るべきだと主張している。原油高に逆行する製品開発も心配だ。国内メーカーはこれまで中大型新車を相次いで出していた。次世代自動車の「アバンテ」「フォルテ」のハイブリッドカーはLPGを使うが燃費はリッター17.8キロメートルにとどまる水準だ。伝統的に優位に立っていた小型車市場は欧州・インドの猛追にいつ揺さぶられるがもわからない状況だ。こうした混線が続けば韓国の自動車に未来はない。すでに高効率新車が世界の自動車市場の地殻変動を起こしている。自動車の競争力が為替相場で決定する時代は過ぎている。日本に追いつくのは容易でなく、残された時間も多くない。
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