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ウラン濃縮装置は小型…地下に隠せば探知困難(2)

◇核弾頭の製造も容易=国防研究院のハム・ヒョンピル博士は「ウラン爆弾は爆発の構造がプルトニウム爆弾に比べて単純で、作り方もやさしく、核爆発の際の成功確率も高い」と説明した。

純度90%以上の高濃縮ウランさえ確保できれば、これを実戦兵器化するのはそれほど難しくないということだ。また、プルトニウム爆弾のように核実験をしなくても実戦配備が可能だ。

米国がウラン濃縮計画を深刻に受けとめる理由は、高濃縮ウランがプルトニウムに比べて放射線の露出が少なく、相対的に海外への移転がやさしい上、実際に兵器化も容易であるため、核拡散の引きがねになりうるからだ。


◇ウラン富国の北=ウラン爆弾1基を作るためには高濃縮ウラン(U-235)15-20キログラムが必要とされる。このためには天然ウラン約3.5トンが必要だ。政府の推定によると、平安北道亀城(ピョンアンブクド・クソン)や平山(ピョンサン)などにはウラン26億トンが埋蔵されている。うち少なくとも4億トンに経済性があるという。

北朝鮮が濃縮技術を完全に習得し、遠心分離機を稼働する電気を安定的に供給できれば、理論上にはウラン爆弾の製造が無制限に可能となる。半面、北朝鮮のプルトニウム確保には限界がある。科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)博士は「寧辺(ニョンビョン)原子炉を1年半分ほど稼働してこそ、プルトニウム爆弾1基を生産できる5-8キログラムのプルトニウムを抽出できる」と指摘した。北朝鮮がUEPを、プルトニウム核開発の制約を克服する代案に選んだという見方は、これに基づく。



ウラン濃縮装置は小型…地下に隠せば探知困難(1)

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