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ウラン濃縮装置は小型…地下に隠せば探知困難(1)

北朝鮮が「ウラン濃縮計画(UEP)への着手」を宣言し「見えない核保有国」を予告している。

ウラン濃縮計画は技術的な特性から、プルトニウムの核開発より探知が難しく、核弾頭の製造がやさしいため、秘密裏に核武装を加速化できるからだ。濃縮ウランの運搬も相対的に簡単で、プルトニウム核計画に比べ影響がより深刻だ。当局者らが「北朝鮮が戻れないルビコン川を渡るのでは」と懸念する理由だ。

◇隠匿できるUEP=北朝鮮のウラン濃縮施設と疑われる場所には▽平安北道天馬山(ピョンアンブクド・チョンマサン)のウラン製錬施設▽両江道嶺低里(リャンガンド・リョンジョリ)のミサイル基地▽慈江道(チャガンド)ハカブの軍事施設--などが有力視される。しかしウラン濃縮施設は事実上探知がほとんどできない。


プルトニウム核兵器は外部に露出される原子炉・再処理施設が必要とされることから、核開発を確認できる。寧辺(ニョンビョン)の5メガワット原子炉の規模と稼働期間から、北朝鮮が保有するプルトニウムの量を40キロ前後に推定するのがその例だ。半面、ウラン濃縮装置の遠心分離機(大きさ1-2メートル)を小さな部屋に入れ、地下に配置する場合、外側からは把握しにくいというのが当局者の見方だ。

遠心分離機が消耗する電気を人工衛星で観察する方法もあるものの、遠心分離機の施設を細かく分けて、北朝鮮全域に配置すれば、それも容易ではないという。ある外交筋は「南アフリカ共和国がウラン爆弾を開発する際、誰も気付かないよう、遊園地付近の地下に小さな工場を作り、濃縮ウラン向けの遠心分離機を稼働させた」と説明した。隠匿の可能性が高いUEPが成功すれば、北朝鮮は核武装の程度を隠したまま核脅威を駆使、韓国と国際社会の取り組みを難しくすることができる。



ウラン濃縮装置は小型…地下に隠せば探知困難(2)

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