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北「ウラン濃縮着手」宣言…6年の6カ国協議が水の泡となる危機(1)

北朝鮮の核をめぐる危機が再び原点に戻った。

北朝鮮外務省が13日、声明を通じ「ウラン濃縮作業に着手し、新たに抽出されるプルトニウムの全量を武器化する」と宣言した。

これで02年の核危機以降、6カ国協議を通じ採択された▽05年9月19日の非核化共同声明(9.19非核化共同声明)▽07年2月13日の合意(2.13合意)--などこれまでの外交的成果が無用の長物になってしまった。


半面、危機の程度と深刻性は02年とは比べられないほど高まった。これまで北朝鮮は2回にわたる核実験を実施し、核武装に迫った。それで今回の危機を「第3次核危機」(チョン・チャンヒョン国民大兼任教授)と定義付ける見方もある。

北朝鮮の声明は「事実上の核保有国になる」という戦略的目標を一層明確にした。北朝鮮が声明で「我々の核保有を誰かが認めても認めなくても関係ない」としたのは、当面は国際社会の動きに屈せず核武装を加速化し、核保有を既定事実化したいというのも同然だ。

政府当局者は「北朝鮮は交渉の場でも、公式の文書でも、核実験は核不拡散条約(NPT)体制の外で行われたものとの点を強調してきた」とし「これはNPTの非加盟国であり、実質的に核保有国のインドやパキスタンと同じ道に進みたいということだ」話した。3代世襲の基盤を固める過程で、こうした戦略的目標をより確実にし、履行のスピードを上げているとも考えられる。



北「ウラン濃縮着手」宣言…6年の6カ国協議が水の泡となる危機(2)

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