外国人投資家による「バイコリア」熱気は冷める気配が見られない。外国人は１１日に指数先物・オプションと株式先物・オプションの同時満期日にもかかわらず有価証券市場で６９８６億ウォン（約５４２億円）相当を買い越した。これはＫＯＳＰＩ指数が過去最高値の２０５８．８５を記録した２００７年１０月１１日以来１年８カ月来の最大値だ。当初この日の証券市場は４つの派生商品が同時に満期を迎えるため揺れ動くものと予想されたが、外国人の買い越しのおかげで上昇で終わった。ＫＯＳＰＩ指数は前日より４．５１ポイント上昇し１４１９．３９を記録した。

３月１０日に始まった外国人のバイコリアの動きは予想外に強い勢いが続いている。今年に入ってから今月１１日までで外国人は有価証券市場で総額１１兆５１８５億ウォンを買い越した。３月中旬以前までは外国人の売買方向ははっきりとつかめなかった。しかし３月１０日に世界の証券市場が一斉に上昇に転じてから外国人は買い越しを続けている。３月１０日から今月１１日までの買い越し規模は１２兆４０４４億ウォンに達する。ＫＢ投資証券のチュ・イファン首席研究員は、「世界経済が回復すれば韓国経済が最も大きな恩恵を受けるものと予想され、外国人が買い越しに乗り出している。為替相場が１ドル＝１２００ウォン台を維持する間はバイコリアが続くものとみられる」との見方を示している。