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李大統領「韓国、10年以内に世界7大宇宙強国に」



李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日、「今後10年以内に私たちの力で宇宙時代を開く世界7大宇宙強国になれるよう力を注ぐ」と述べた。

李大統領はこの日、羅老(ナロ)宇宙センターの竣工式に出席、激励の言葉で「宇宙センターの竣工と2カ月後の(衛星)打ち上げがまさにその転換点になるだろう」とし、このように明らかにした。


全羅南道高興郡(チョンラナムド・コフングン)外羅老島の宇宙センターでは、7月30日ごろ、科学技術衛星2号を搭載したロケット「羅老」(KSLV-1)が打ち上げられる。

李大統領は「1990年代に宇宙開発を始めたが、私たちは速いペースで発展している」とし「今日の宇宙センター竣工で大韓民国の国力が一段階高まったことを世界に知らせることになった」と述べた。

また「近い将来、私たちは独自の技術力で宇宙に、月に行けるだろう」とし「そのためには、これまで習得した技術を土台に、私たち独自の韓国型発射体の開発を急がなければならない」と強調した。「羅老」は1段目のロケットなど主要部分がロシアの技術。

李大統領は「最近は世界経済が厳しく、韓国経済も例外でないが、今が大変だからといって未来をあきらめることはできない」とし「特に宇宙技術や原子力技術のような巨大科学分野や幹細胞分野など高付加価値を生む先端科学技術が国家競争力の源泉になるだろう」と話した。

さらに「韓国が先を進んでいる情報通信技術やナノ技術が宇宙技術と結びつけば先端核心技術が誕生するはず」とし「これをまた一般産業に結びつければシナジー効果が生まれ、新しい成長動力になる」と語った。

李大統領はこの日の竣工式に先立ち、宇宙センターに準備された食堂で科学技術者1000人余りと一緒に昼食を取った。この席で李大統領は「若い科学者と一緒に食事ができてうれしい。彼らは私たちの希望」と話した。昼食後は発射台を見回りながら「(「羅老」が打ち上げられれば)どれくらい高く上がるのか」と質問した。

発射台の周辺では一部の研究員の要請を受けて手帳にサインをし、一緒に写真を撮りながら「ご苦労さま」と励ましたりもした。また李大統領は竣工式の後、宇宙少年団の児童9人と一緒にレバーを引いて小型模型ロケット10基を外羅老島沖に向けて飛ばした。

この日の竣工式では、韓国初の宇宙飛行士である李素妍(イ・ソヨン)さんが共同で進行役を務めた。この日の行事には安秉万(アン・ビョンマン)教育科学技術部長官、朴賛謨(パク・チャンモ)大統領科学技術特別補佐官、李柱鎮(イ・ジュジン)韓国航空宇宙研究院長らが出席した。

李院長は記念演説で「先進国入りのための条件は人工衛星と発射体、発射場だが、今ではこの3つをすべて持つようになった」とし「95年に多目的衛星の開発を始めて以来15年という短い期間で、不可能だと考えられていたことを一つひとつ積み重ねて成功した」と述べた。

◇羅老宇宙センター=全南高興郡外羅老島の507万平方メートル(約150万坪)の敷地に建設された宇宙センターで、00年12月に着工し、約9年かけて完工した。3124億ウォンが投入された。このセンターの建設で韓国は宇宙センターを持つ13番目の国になった。



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