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民主党が街で夜を明かす間に民生は国会で眠る



9日にソウル広場で夜を明かした野党・民主党の議員らは10日も広場で一日を過ごした。

午後7時に予定された6.10民主抗争(87年6月10日全国に広がった反独裁・民主化運動)22周年を記念する自称・全国民大会を、民主党と市民団体が決めた通り、ソウル広場で開催させる狙いだった。


丁世均(チョン・セギュン)代表と李康来(イ・カンレ)院内代表、朴柱宣(パク・ジュソン)、金振杓(キム・ジンピョ)、宋永吉(ソン・ヨンギル)最高委員ら党役員が先頭に立ち、党員・補佐官らには動員を命じた。民主労働党(民労党)と進歩新党、創造韓国党なども加わった。

これらは広場を確保するため、肉弾戦も辞さなかった。同午前7時40分ごろ、大会のための音響装備などを積み込んだ車両が広場に進入するのを警察が阻止すると、民主党の姜琪正(カン・キジョン)、禹潤根(ウ・ユングン)両議員、民労党の姜基甲(カン・ギガプ)議員代表らが駆けつけ、激しく衝突した。

民主党議員らが9日ソウル広場を奇襲的に占拠する風景は、昨年末に国会本会議場で展開された座り込みを思い浮かばせた。当時も民主党は本会議予定日(12月26日)の2日前に、所属議員ら2人を本会議長に潜らせてルートを確保した。

しばらく広場を離れようとする議員らが、在野出身の崔英姫(チェ・ヨンヒ)議員から「どこへ行くんだ」と怒鳴られる場面もあった。一部議員は携帯電話でテレビのニュース番組を視聴し、補佐官らに新聞を注文するなどマスコミの報道にも注意を払った。

民主党はいったん11日から、ハンナラ党との国会日程協議に臨むことで方向を決めた。禹潤根院内首席副代表は「(ハンナラ党との)交渉のために場外へ向かったわけではない」とし「11日からはハンナラ党院内代表団と積極的に話し合う考えだ」と述べた。場外闘争の持続を懸念する声が高まっているのを視野に入れたもの、という見方が出ている。

「民主シニア」に所属する金聖順(キム・ソンスン)議員は「国会も広場」とし「22兆ウォン(約1兆7000億円)も注ぎ込むという“4大河川再整備事業”の阻止など院内で話し合うべき懸案が多い」と呼びかけた。



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