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5月の雇用21万9000件減…10年来の落ち込み幅(2)

統計庁のチョン・インスク雇用統計チーム長は、「輸出減少と内需不振で働き口が減っている。回復の兆しが現れておらず、特に自営業者や臨時・日雇い労働者など社会的弱者を中心に雇用事情が悪化している」と話している。

政府は5月の雇用指標に慌てている。雇用を創出しようと大幅な財政出動を行ったが雇用指標が思わしくないためだ。企画財政部関係者は、「就業者数減少規模が20万人を超えないだろうとみていたが、思っていたより悪かった」と話す。政府は下半期に「希望勤労プロジェクト」が本格化すれば雇用指標が改善するものと期待している。

あえて求めれば肯定的なシグナルがないわけではない。5月の失業手当て新規申請者は4月の9万6000人から7万9000人に減り、同じ期間に雇用維持支援金の新規申し込み数も9799件から3497件に大幅に減った。


しかし韓国開発研究院(KDI)のキム・ヒサム副研究委員は、「景気低迷時には雇用市場が浮き沈みを繰り返しながら結局冷え込んでいく。雇用が短期間に回復するのは難しいだろう」との見方を示している。



5月の雇用21万9000件減…10年来の落ち込み幅(1)

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