‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ（１９、高麗大）が２０１０年バンクーバー冬季オリンピック（五輪）シーズン用の新しいプログラムを完成するために汗を流している。

カナダ・トロントで練習中のキム・ヨナは８日、マネージメント社のＩＢスポーツを通して「先週フリープログラムを完成し、今日からはショートプログラムを始める予定。新しいフリープログラムがすっかり気に入り、ショートプログラムも期待される」と伝えた。


プログラムの具体的な内容は公開されなかったが、昨シーズンの雰囲気と大きく変わらないと予想される。昨シーズン強烈な印象の「死の舞踏」（ショート）と「シェヘラザード」（フリー）を演技したキム・ヨナは「構成が素晴らしく選手によく合う」という評価を受けた。

３月の国際スケート競技連盟（ＩＳＵ）世界選手権大会ではこのプログラムでショート（７６．１２点）と総点（２０７．７１点）をマークし、世界記録を更新した。このためキム・ヨナは何度か「五輪シーズンにも昨シーズンのように強烈な印象のプログラムを選択する」と話していた。

ブライアン・オーサー・コーチは「ショートでは強烈な印象を与え、フリーでは選手のすべてのものを見せなければならないので緩急を調節する」と説明した。

背景音楽に関し、キム・ヨナは「五輪シーズンなので心配していたが、コーチングスタッフが準備した音楽を聞いて‘これだ’と思い、すぐに決めた」と話した。

一方、キム・ヨナは８月（１４－１６日）に一時帰国し、ソウル五輪公園体操競技場で開かれるアイスショー（三星エニーコール・ハウゼン・アイス・オールスターズ２００９）に出演する。

一部から「五輪シーズンを控えて無理な日では」という声が出ていることについてキム・ヨナは「シーズン開始前まで観客の前で公演や競技をする機会がない。観客がいる舞台に立つのはむしろ良い練習になる」と語った。