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芸能人オーディション顔負け「組織暴力団の条件」とは



昨年1月中旬、ソウル竜山区梨泰院洞のある食堂に組職暴力団数十人が集まった。オ某氏(52)の組織員40人とソ某(52)氏の組織員30人あまりだった。これまで別に活動してきた組職をひとつに合わせることにした。日本暴力組織であるヤクザの運営方式に倣って「全国区組織暴力団」として勢力を育てるためだ。

「梨泰院(イテウォン)派」として新たに作られたこの組職は、以後、組織員を選ぶ際、難しい条件を掲げた。身長1メートル75センチ以上、秀でたマスクは基本だった。格闘技など運動で鍛えられた体も重視した。大学生も対象だった。「昔のようにけんかが得意だけでは全国組職として大きくなれない」というのが理由だ。対象に含まれると言っても、すぐ正式組織員になることはできなかい。2~4年の “インターン”過程を経るのが条件だ。合宿をしながら凶器の使い方、入れ墨で威嚇する方法などの“教育課程”をパスすれば「家族」として認めるのだ。


梨泰院派は全国組職として認められるために過去、有名な暴力組職の元老たちを手厚く迎えた。年間3~5回、光州、釜山、大田などを回って各地方の代表暴力組職と接触した。この組職は昨年8月、ソウル瑞草洞のビル撤去現場に乱入して工事を中断させた後、建物主を脅迫して6億ウォンを奪っている。

警察関係者は「これらが活動費を儲けるために建設現場の利権争いにたびたび介入している」と話す。ソウル警察庁は暴力の疑いなどで梨泰院派ナンバー2キム某氏(32)ら13人を拘束し、71人を在宅起訴したと7日、明らかにした。



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