|
「昨年のこの時期、どういう流れで中国人の間で反韓感情が形成され、表出・拡散したのかを学問的に追跡して分析したかった」
中国内の反韓感情と嫌韓論を素材にドキュメンタリーを制作した北京大学新聞放送学科の韓国人留学生らが明らかにした動機だ。
留学生らは昨年の北京オリンピック(五輪)前後に、韓国と韓国人に対して中国人が抱いた否定的な認識を総称する嫌韓論をドキュメンタリーにした。
「嫌韓流現状の秘密」と題したこのドキュメンタリーを制作したのは同期の男女留学生5人。イ・ボルチャンさんが企画し、キム・ダソルさん、カン・ウンジュさん、イ・ヨンジさんが資料調査と撮影に参加した。クォン・ユリさんが編集とダビングを担当した。
イ・ボルチャンさんは「学校で世論学の講義を聞き、嫌韓論に関心を抱くようになった。世論学担当教授の助言をもとに嫌韓流の形成過程に仮説を立てて取材をした」と説明した。
最終的に完成したドキュメンタリーは15分だが、制作過程は簡単でなかった。3月初めにドキュメンタリーを作ろうという提案が出た後、5月初めに本格的な企画会議を開いて資料調査を進めた。
反韓感情と関連した韓国と中国のマスコミ報道を細かくチェックした。5人の制作チームのうち4人が小学校から中国で生活をしているため中国語と現地事情に習熟し、中国語の資料調査を担当した。
「中国内の反韓感情、この1年間に大きく緩和」(2)
この記事を読んで…