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「中国人が江陵(カンルン)に来て、端午祭を自分の目で見て、中国の端午と違うということを知らなければならない。 ‘百聞は一見に如かず’という言葉もある」
車兆和・駐韓中国大使館文化参事兼駐韓中国文化院長は‘韓中端午論争’の解決法を尋ねる質問にこのように答えた。 「中国の端午を韓国が奪った」という認識では韓中関係の発展は期待できないという話だ。
最近、中国文化院と韓中文化友好協会(会長・曲歓)が共同主催し、中央日報中国研究所が後援した「第5回中華縁中国語大会」で車氏に会った。
5月21日に赴任した車院長の初めて公式日程は江陵端午祭への出席だった。 車氏が直接見た韓国の端午祭は中国の端午と違った。
「迎神祭や送神祭は中国にない風習だ。 江陵端午祭は十分に世界文化遺産に登録する価値がある。 実際に見ていないにもかかわらず誤った情報を広める一部の中国ネットユーザーが、中国政府の見解を代表しているわけではない」
車氏は「東方文化はさまざまな民族と国がともに創造した共同の文化であるため、お互い理解しながら保っていかなければならない大切な資産」とし、このように述べた。 「一般の中国人は韓国についてどう考えているか」という質問に対しては、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去後に中国のネットユーザーが見せた追悼の熱気が一般人の感情だ」と説明した。
韓中文化交流の現況については、「韓国は黒字、中国は赤字」と話した。 韓国文化商品がほとんど一方的に中国に入ってきているという主張だ。 車氏は「中国政府が最近、映画・ドラマ・アニメなど文化コンテンツ開発のために大々的な投資をしているため、近い将来、均衡がとれるだろう」と語った。
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